- 昭和15年(1940年):
- アメリカでセルロースファイバーが初めて生産されました。
世界初の断熱材として製造されました。
- 昭和50年(1975年):
- ユニ・タイセイが米国製のセルロースファイバー(モノサーム&K-13)を輸入し、事業を開始しました。
しかし、昭和53年に自社製造を早期に撤退しました。
- 昭和55年(1980年):
- 十條製紙(日本製紙木材)がユニ・タイセイのプラントを譲り受け、ジェットファイバーの製造を開始しました。
- 昭和58年(1983年):
- 本州製紙(王子製袋)がダンパックを製造開始。
非断熱材(セメント建材の混和剤他)の生産も兼ねています。
- 昭和60年(1985年):
- 紀州製紙(北越紀州製紙)がファイバーエースを宮崎県で製造開始。
しかし、昭和63年に吉水商事にプラントを譲渡し、事業を撤退しました。
- 平成元年(1989年):
- 吉水商事が紀州製紙からプラントを譲り受け、福井県でファイバーエースの製造を開始。
国内初の住宅壁乾式吹込み工法を開発しました。
- 平成06年(1994年):
- セルテックがハィサームを福島県で製造。段ボールをリサイクルしたセルロースファイバーです。
しかし、平成11年にエコライフに譲渡し、事業を撤退しました。
- 平成11年(1999年):
- エコライフがセルテックからプラントを譲り受け、段ボールで作るセルロースファイバーの製造を開始。
- 平成11年(1999年):
- エコトピア飯田がエコファイバーを長野県で製造。
製造機はフィンランド製で、新聞をすり潰す原理で作られています。
- 平成17年(2005年):
- デコスがデコスファイバーを山口県と埼玉県で製造。
吉水商事の施工 代理店を経て、住宅壁乾式吹き込み工法を採用しました。
これらの歴史的な出来事が、日本におけるセルロースファイバーの普及に貢献してきました。
セルロースファイバーは、地域の新聞紙から作られた木質繊維で、地産地消のエコ断熱材として注目されています。
日本セルロースファイバー協会は、セルロースファイバー吹き込み施工を業とする企業が参集して、高い施工技術の確立とセルロースファイバー断熱材の普及啓蒙を目的に、2000年に設立されました。